各位:
【臨江閣】RINKOU-KAKU”Tea room”project
MARTINA KLEIN
FUKUDA SHUHEI
MIYAZAKI YUKA
7,8,9,10,NOV. 2019
RINKOU-KAKU Tea room
3-15,OTE,MAEBASHI,
GUNMA,371-0026,JAPAN
この度、群馬県前橋市にあります群馬県重要指定文化財「臨江閣」(明治17年竣工・明治天皇のための迎賓館)の”茶室”において、展覧会「【臨江閣】RINKOU-KAKU”茶室”プロジェクト2019」を開催致します。
この企画展は、ひとりのアーティストが1日のみの個展を行い、4日間にわたって展覧会と茶会が展開されます。それぞれのアーティストがお茶を振る舞う亭主のごとく、アーティストが設える美術作品を茶室空間を通して披露する、日本固有の美意識をご堪能いただければと思います。
「【臨江閣】RINKOU-KAKU”茶室”プロジェクト2019」は、 典型的な日本の数寄屋造りの“臨江閣・茶室”を4日間限定で展示会場に変貌させながら、表千家ゆかりの”無径会”による本格的な茶会を催します。また、会期中に参加アーティストや一般鑑賞者、ゲストによるトークショーなども行い、日本文化と欧州文化との融合とその差異を導き出すことで、日本美術の独自性と新しい文化交流の在り方を提案する画期的なプロジェクトとして機能させていきます。 展覧会には、日本人アーティスト2名に加え、特別招待アーティストとして、ドイツ・デュッセルドルフ在住のマルティナ・クレイン氏を招聘します。 日本の古典的で静寂に満ちた茶室建築の中で行われる”現代美術展”というユニークなアプローチと、釘一本打てない文化財の中での美術展であること、茶会と現代美術の融合、そして何よりも国際交流の視野にたって、”4,5畳と8畳の茶室”で展開される画期的なプロジェクトとしての重要な役割を実践させる企画でもあます。
尚、このプロジェクトは来年、再来年の三年間の計画によって、2019年展から 「【臨江閣】RINKOU-KAKU”茶室”プロジェクト2020」、「【臨江閣】RINKOU-KAKU”茶室”プロジェクト2021」として、本格的に海外アーティストの招聘をおこない、さらなる展開と発展を目論みます。 具体的な進行計画として「【臨江閣】RINKOU-KAKU”茶室”プロジェクト2020」展では、日本人アーティスト3名に加え、特別招待アーティストとして、ハンガリー1名、イタリア1名、オーストリア1名を、ハンガリー、ブタペストのPararallel Art Foundationの芸術監督:Gábor Pintér 氏との協力によって選出実行し、招聘致します。
「【臨江閣】RINKOU-KAKU”茶室”プロジェクト」は、日欧合同のインターナショナルな「国際美術交流展」へと発展させていく国際的なプロジェクトを計画しています。
【臨江閣】RINKOU-KAKU”茶室”プロジェクト事務局
展覧会:
【臨江閣】RINKOU-KAKU”茶室”プロジェクト2019
参加アーティスト及び会期:
マルティナ クレイン(1962 〜ドイツ)・Martina Klein 11月08日(金) 福田 周平(1997〜群馬・東京) ・Fukuda Shuhei 11月09日(土) 宮﨑 優花(1990〜群馬) ・Miyazaki Yuka 11月10日(日) 【茶道 無経会 茶会】
11月07日(木) (要予約 / 無料)
*11:00pm〜2:00pm
* 茶会:11月6日(水)までに事務局まで事前予約制
マルティナ クレイン・福田周平・宮﨑優花 三人展
11月07日(木)
*3:00pm〜4:30pm(入場無料)
*予約の必要はありません。
会場:
〒371−0026 群馬県前橋市大手町3丁目15番地(るなぱあく隣) Tel:027−231−5792(*会場案内のみ) 【交通案内】バス:群馬中央バス「遊園地坂下」下車、3分 日本中央バス「前橋公園前」下車、5分 マイバス「北循環11・臨江閣前」下車、3分 車:関越自動車道前橋ICより県庁方面へ約15分
(*近隣の駐車場をご利用下さい) 事務局(展覧会のお問合せ):
臨江閣【茶室】プロジェクト2019 事務局 Tel:090−7207−5435
E-Mail: abecbe.603@gmail.com (総務:宮﨑・ディレクター:福田) 後援:
臨江閣・前橋市文化財保護課・無経会・Ais / CONCEPT SPACE / TANAKA Art Program 特記: 【茶室】とは、日本式の茶道において、茶事の主宰者である亭主が客を招きもてなすこと、亭主の精神の昇華のためにしつらえられる 宇宙空間です。「お茶を飲む」という行為のために建築される大変贅沢な茶室という場は、ただお茶を嗜むことだけに使われてきたのではなく、その茶室の亭主が一服の茶を介してもてなされる客に、自身の美意識を披露しそして心を通わせる場として機能していた”日本特有の美祭” とも言われています。また、招かれた客自身もその「お茶」に宿る薬用と美意識を飲み干し体内を浄化させる。そのような状況に内包する人々を促す作用を【茶室の宇宙感】が持ち合わせているようにも思います。そしてその小宇宙には「お茶を嗜む」ことに必要な精神的機能の全てが揃っているのです。「道具・人・空間」この三つが揃う茶室により生まれる美意識は日本人が潜在的に持っている、まさしく「日常の中の美」の源流が宿っています。 群馬重要指定文化財である臨江閣の茶室にて、[ 臨江閣【茶室】プロジェクト2019 ] を開催されるこのプロジェクトは、ひとりのアーティストが1日のみの個展を行い、連続3日に渡って”連続個展” と、本格的茶会として展開される非日常と日常の意識化と融合に違いありません。
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