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Ais 企画40回記念         絵画の内部(La superficie del dipinto) 福田 篤夫

更新日:2021年8月11日



 Ais Galleryでは、2007年の発足から、欧州を中心とした大学機関との交流と現代美術の研究や企画展を継続的に開催してまいりました。

この度、Ais Galleryの企画40回目を記念して、 展覧会「絵画の内部 福田篤夫」 を開催いたします。

この展覧会は、1997年から20年以上の修復作業で現代に蘇った、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」にターゲットを絞り、ダ・ヴィンチの隠された”絵画の内部”を探る試みです。「最後の晩餐」は、制作時から激しい傷みによって剥落が進み、後世の修復家達の加筆によって、ダ・ヴィンチ本来の筆跡が殆どわからなくなっていました。イタリアの修復家ピニン ブランベッラ バルチロン氏は、加筆部全てを洗浄することで、ダ・ヴィンチの筆跡、色使いなどをあらわにした画期的な修復(洗浄)から、普遍的な遺産へと昇華させたと高く評価されました。

今回の展覧会では、福田が「最後の晩餐」の登場人物 13人の”顔” (14部) にフォーカスし、使われた絵の具や漆喰素材によって生じる表層の違いを独自の視点で見つけ出し、発想の動機によって、素材研究の新しい試みと、現代美術表現のひつの在り方を提示します。福田は、カラーフィールドペインティングやミニマルアートを思考の基礎にし、創作発表の活動を展開して来た一方で、20数年に及ぶ地道な素材研究と制作から導き出してきたものは、「絵画の内部(表層)」を体感する次代の美術鑑賞法の提案でもあります。

皆様お誘い合わせの上ご高覧頂ますようお願い申し上げます。


Ais



シリーズ:絵画の内部 No.1

Ais 企画40回記念(No.40)




絵画の内部(La superficie del dipinto)


福田 篤夫(1958〜)


2021年5月1日(土)ー6月5日(土)

1:00pm - 6:00pm(毎週 金・土・日 開場)

*新型コロナウィルス感染防止のため、ご来場の際は

「手指の消毒」と「マスクの着用」のご協力を居願い致します。 


377-0008 群馬県渋川市渋川1763−12

田中アートプロブラム内

(JR上越線渋川駅下車徒歩約10分)



資料提供:Pinin Brambilla Barcilon氏(ピニン ブランベッラ バルチロン)

写真撮影:Carlo Askeeri 氏(カルロ アスケーリ)

    ・Jürgen Becker氏(ユルゲン ベッカー)/ イタリア文化財省






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